コンポーネント品質測定法(メトリクス)

深澤 良彰 先生 fukazawa@fuka.info.waseda.ac.jp
鷲崎 弘宜 washi@fuka.info.waseda.ac.jp
山本 浩数 yama@fuka.info.waseda.ac.jp

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概要

コンポーネント指向ソフトウェア開発において, 組立ての基本要素となる ソフトウェアコンポーネントを対象として 品質測定を行い, コンポーネント単体での信頼性を 向上させることが重要である. しかし コンポーネントは 基本的にソースコードを直接参照することができないため, ソースコードの参照を前提としている 従来提案される品質測定法を 適用するのは困難である.

本研究では, コンポーネントが備える 再利用特性に着目したプロダクト測定法を提案し, ソースコードが非開示な コンポーネントの品質を測定した結果、 我々が提案する幾つかの品質測定法(コンポーネントメトリクス)を用いること で、コンポーネントの再利用性を有効に測定可能なことが分かった。

Target Components

我々は、右図のようなJavaBeansコンポーネントについて、 再利用特性モデルに基づき、 以下の5つの品質測定法から構成されるコンポーネントメトリクスを 提案した。

測定法はその測定方法と共に,何らかの品質属性を推定可能な指標が示されて,初めて有効に用いることができる. そこで我々は,複数のサンプルコンポーネント群の測定を行って, その測定結果とサンプル群が持つ特徴との相関性を見ることで, 指標としての各測定法の有効区間の推定を行う.

測定に用いるサンプルとして, JARS.COM(以下JARSと略記)に 登録されている 125個のJavaBeansコンポーネントを利用した. JARSでは, 投稿されたコンポーネント群に評定委員(レビュアー)によって 評価付けされており、 そのJARSにおける評価と我々の測定法の測定値間の 相関関係を検証して、有効区間の設定を行った。

得られた有効区間から、 以下のようなことが分かった。

  1. コンポーネント開発者が予め独自のメタ情報を用意することは 必須事項である。
  2. コンポーネントの全属性の1/3〜1/2程度は、 可観測プロパティとして 観測操作を伴い外部に公開すべきである。
  3. コンポーネントの全属性の1/3程度は、 設定操作を伴う 可設定プロパティとすべきである。
  4. コンポーネントの一般操作の3/4程度は、 提供する機能を戻り値を無くして内部解決する 設計にすべきである。
  5. コンポーネントの一般操作の引数の有無は、 必ずしも品質の高さに直結しない。

有効区間設定時の各測定結果は以下の通り。

RCO RCC SCCr SCCp

公開文書

関連リンク


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