圧縮プロクシシステムを用いた衛星回線帯域幅の有効利用

河野 智彦, 大江 将史, 門林 雄基, 山口 英
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
tomo-ko@is.aist-nara.ac.jp

Abstract

衛星回線は、光ファイバや銅線などの有線の敷設が困難な環境において、 有効なインフラストラクチャとして用いられているが、 地上回線にくらべて帯域幅あたりのコストが高いことや、 動的に帯域幅を変更することができないなどの欠点がある。 そこで本論文では、 Webオブジェクトの圧縮機能とバナー広告の削除機能を用いて、 衛星回線の実質的な帯域幅を拡大する圧縮プロクシシステムの提案と実装をおこなった。 そして、本システムの運用を、 ほぼ100%の使用率のために輻輳が発生しているインドネシアの衛星回線でおこない、 帯域幅に対する影響を測定した。 その結果、衛星回線の実質的な帯域幅を拡大する効果を確認することができ、 本システムが有効であることを明らかにした。

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