DNSキャッシュ更新通知機構の設計および実装

石原 知洋+, 関谷 勇司+, 南 政樹*
+慶應義塾大学 政策・メディア研究科
*慶應義塾大学 環境情報学部

Abstract

Domain Name System(DNS)は、 インターネットで最も使われている広域分散協調データベースであり、 主にインターネットプロトコル(IP)のアドレスとホスト名の変換を行なっている。 分散している各サーバはそれぞれデータのキャッシュを保持し、 効率化をはかっている。 しかし、現在のDNSのキャッシュ機構には問題がある。 それは、実際のデータとキャッシュしたデータに不整合が発生することである。 不整合が発生すると通信相手の誤認などの問題が起きる。 そこで、本研究ではこの問題を解決するためにDNSプロトコルを拡張し、 「キャッシュ破棄メッセージ」の設計を行なった。 さらに、そのプロトコルを使用する実装を開発し、実験と評価を行なった。 本研究により、 キャッシュを使用した場合においてもDNSのデータの整合性を保証することが可能となった。 これにより、 動的更新を使用した場合でもデータの信頼性をより確実に提供できるようになった。

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