無線を主体とした地域ネットワーク上におけるマルチキャスト放送

柳田 裕介, 佐藤 勉, 金山 典世
稚内北星学園大学 情報メディア学部
yanagida@wakhok.ac.jp

Abstract

稚内北星学園大学においては、 1995年から無線LANを用いた周辺高校との接続実験を行ってきていた。 それをより発展する形で1999年より旧郵政省(現総務省)通信総合研究所との共同で、 無線を主体とした広域実験ネットワーク(以下、地域ネットワーク)の研究を開始し、 実験を継続している。
ネットワーク運営に際し、気象条件により不安定になることが経験的に把握 されている(この点に関しては別報告である南、幅口、古屋、金山 「地域ネットワークの構築と無線ネットワークの問題」が詳しい)。 こういった特性を持つ無線ネットワーク上で、 マルチキャスト放送を行うことを本年度の実験計画の一つの目的として掲げ現在作業中である。 動画の形式としては、MPEG2及びMPEG4を予定しているが、 とりわけMPEG4においては、 MPEG2では不可能な音声、文字情報、動画などの オブジェクトリンクという同期が可能な点で、 教育利用において単なる映像配信に留まらない効果が期待されている。
一方、マルチキャストルーティングについては、 これまでの実験などを通していくつかの問題も明らかになっている。 本報告では、 比較的に不安定な無線を主体としたネットワーク上における マルチキャストルーティングについて、 現在の進展状況と共に今後の展望について論じる。

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